
楽しいはずのカンボジア旅行で、突然 病気 に…。
今回はカンボジアでかかりやすい感染症とその対策を紹介します!
目次
カンボジアで 病気 知らず!元気に過ごすためには
衛生面から見たカンボジア
カンボジアの 衛生事情 は、正直あまり良くありません。
水道水 をそのまま飲んでしまえば、恐らくおなかを壊してしまいます。
また、なかには 屋台 で油を使いまわすお店もあります。
トイレは、ホテルのもので言えば、一定のランク以上のホテル以外はあまり清潔とはいえず、紙を流すこともできません。
紙を流せないトイレでは、備え付けのゴミ箱に紙を捨てるのですが、大衆食堂などのトイレはそのゴミ箱が溢れていたり、床が水浸しになっていたり、便座の外れたトイレも見られます。
こうしたことから、食中毒や感染症を発症するリスクが出てきてしまうのです。
カンボジアでかかりやすい病気
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細菌性腸炎(食中毒)
主な症状は 腹痛 や 下痢 、 嘔吐 や 発熱 などです。
下痢止め の 服用 は 逆効果 になることもあります。
対策
生ものや飲料水、氷などに注意して、よく 加熱 されたものを食べましょう。
スポーツドリンク などで 水分 をよく取り、下痢による 脱水 に備えましょう。
市販 の 抗生物質 ではなく、必ず 医師に処方された 薬 を飲みましょう。
ちなみに、腸チフス の対策には、予防接種が有効です。
ただし、予防の効果が出始めるのは2週間ほど経ってからです。
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破傷風
傷口 から汚染された土壌の中の 細菌 が入り込むことで 発症 する病気です。
肉眼で確認できないほどの小さな 傷口 からでも入り込みます。
最初は舌がもつれたり、 歩行障害 の症状から始まり、悪化すると 全身の筋肉が 発作 を起こします。
発症後の死亡率は 約50% です。
対策
日本では三種混合ワクチンに含まれているので、母子手帳を確認して、受けていなかったり、2回接種だけで放棄されている場合は、予防接種を受けてください。
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デング熱
腰の付近の 筋肉痛 や、全身の 関節痛 、40度近い 高熱 が出ます。
ネッタイシマ蚊に刺されることで感染します。
2度目の感染は、 デング出血熱 に移行する場合があり、死に至るケースも。
対策
長袖、長ズボンの着用や、虫除けのスプレーなどの対策をしましょう。
マラリア、つつが虫病など、カンボジアには虫を媒介とする 感染症 が多いので、虫除け対策はしっかりと。
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狂犬病
致死率約100%の感染症。
カンボジアでは、ワクチンを受けずに番犬を 放し飼い にしている家もよくあるので注意しましょう。
犬 以外の 哺乳類 に噛まれても 感染 する場合があります。
対策
予防接種 もありますが、噛まれた場合は 別途 ワクチン を接種しなければなりません。
予防接種 を行っていない場合、咬傷箇所 に5回 ワクチン を接種することになります。
噛まれた直後なら 傷口 を念入りに 消毒 することで、大半のウイルスは 死滅 します。
自分で対処した場合も、病院でちゃんと診てもらいましょう。
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A型肝炎、B型肝炎
倦怠感 、 発熱 、 黄疸 (目の白い部分が黄色くなります)などの 症状 がでます。
A型は 食べ物 、B型は 血液 や 体液 から 感染 します。
対策
どちらも 予防接種 が受けられます。
治療 についても、どちらも 初期 のうちに 安静 にすることが 効果的 です。
日本語が分かる病院
外国で病気になったときは自分の 母国語 が通じたほうが スムーズ に治療を行えますよね。
日本人医師のいる 病院 や、 通訳 の方のいる病院もあるので、 事前 にチェックしておきましょう。
病気にならないために事前に準備は必要ですが、カンボジアは日本とはまた違った魅力がある国なので、ぜひ訪れてみてください。
元気にカンボジア旅行を楽しんでくださいね!